
2011年も後、数時間で終わろうとしています。
今年は、3月にA STORYという時計工房券ショップを、東京の神宮前にかまえることができました。
しかし、オープン3日後には、大きな地震があり、時計のパーツが手に入らなくなったり、お客様の来ない日が何日も続いたりと、大きな苦難の道のりが続きました。
それから数ヶ月たち、僕の誕生日、5月30日から6月末まで、はじめて、A STORYの店頭でイベントを行いました。
それは「ポジティブ展」という名前のエキシビジョンでした。
今だから言えますが、実は、この展示を最後に、お店を閉めようと考えていました。
ですが、そのエキシビジョンには、GO SOUTHの市川さんを始め、沢山の優秀で実力のあるブランドや作家が、ポジティブ展に賛同、参加してくださいました。
普段、若手作家の作品しか置いてない店頭に、沢山の成熟した作品が並び、沢山のお客様が来店して下さいました。
また、大好きな名古屋のSipkaというお店のオーナー、西川さんには、沢山のアドバイスを貰って、駄目になりそうな時、何度も助けて頂きました。
お店としては、まだ独り立ちしておらず、現在も存続がギリギリの厳しい状態が続いていますが、取り扱う若手の作家が、近い将来、芽を出し、花を咲かせられるよう一緒に上がっていければ思っています。
海外を含めた大きな展示会に足を運んだのも、今年初めての経験です。
Gothic Laboratoryとしては、あまり活動することができない年でしたが、沢山の人、ブランド、作家に巡り会うことができ、本当に大切で貴重な濃い一年でした。
まだ、人並みの給料も支払うことができないのにも関わらず、A STORYと僕らの創る腕時計を支持し、ほぼボランティアのような形で動いてくれている、A STORYのスタッフにも、心から感謝しています。
来年も、とても厳しい状態が続くと思いますが、日々精進し、お世話になった方々に、少しでも成長した僕らの姿を観てもらえるよう頑張ってゆきたいと思います。
自由な発想と、自由な想像力をもち、自由な競争の中で、いい物を創れるよう努めます。
来年も沢山の「物語」に出会えますように。
これからも A STORY をはじめ、Gothic Laboratory、Mari Gotoをよろしくお願いします。
2012年は、もっと明るい一年になるよう、心より願っています。
2011年12月31日 柳井 幸平
JUGEMテーマ:原宿
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